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過払いの新たな展開

普通預金と貯蓄預金の問で資金を自動振替するスイングサービスの取扱いが始まった。
1994年10月には、当座預金を除くすべての流動性預金金利が完全自由化され、これに伴い、最低預入残高の制限と口座からの引出回数制限が廃止されたが、決済面での制約は依然として残っている。 貯蓄預金の登場により、預金者にとって、金利と利便性のどちらを重視するかを選択できるという余地が広がった。
自動決済などのサービスを利用したい預金者は普通預金を、金利を追求したい預金者は貯蓄預金を利用すればいいわけである。 実際、貯蓄預金は預金者の支持を得て、93年3月末には7274億円(全国銀行ベース)、94年3月末には、1兆1346億円、95年3月末には、3兆5007億円と着実に残高が伸びており、将来の預金商品のなかで中心的な存在になる可能性を秘めている。

銀行の主な業務はおカネを集め、これを運用することによって、利益を得ることである。 つまり、銀行は貸出金利と預金金利のサヤで利益をあげている(もちろん、銀行の収益源はこれだけではないが)。
したがって、銀行にとって、預金金利と貸出金利をどのように決めるかということは、大変重要なことになる。 預金金利が、公定歩合に連動して決まっていた規制金利時代と市場実勢に基づいて金利が決まる自由金利時代とでは、銀行の貸出金利の決定方法も当然違ってくるはずである。
普通、銀行には貸出を行う際、基準となる金利があり、銀行はこの基準金利に貸出先の信用度や取引内容を考慮に入れて、適用金利を決めている。 規制金利時代、期間1年未満の貸出金利の基準となる短期プライムレート(旧短プラ)は、公定歩合に一定のサヤを上乗せして決定されており、公定歩合に連動して改定されていた。

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